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YourLegals CEO、フェリ弁護士とのインタビュー

By March 7, 2020 March 8th, 2020 No Comments

皆様、こんにちは。YourLegalsジャパンデスクの西尾です。今回はYourLegalsの代表Veli Arslan(フェリ)弁護士のインタビュー記事を記載しています。非常に興味深い内容を聞くことができました。

フェリ弁護士の経歴

フェリ弁護士はアムステルダム自由大学、ウィンデスハイム応用科学大学を卒業し、国際マーケティング管理および刑事(ビジネス)法を研究されていました。研究科修了後は法律事務所を開設し弁護士として起業家サポートを行っていました。15年間勤務後に退職し2018年に法律の分野でイノベーションを起こすためのリーガルテックスタートアップYourLegalsを設立し、現在に至ります。

リーガルテックとは「法律 x IT」で、いわゆるリーガルテック企業は伝統的で保守的な法的な市場を最先端のテクノロジーで支援する目的で設立されています。2015年以降、米国やヨーロッパ中で数百の企業が登場しています。

現在、YourLegals代表弁護士、およびマネージングディレクター。オランダ国内外の様々なクライアントサービスを提供している。リーガルテック、ビジネス及び労働法に焦点を当て、より具体的な学際的な法的問題やビジネスの実証が必要な移民申請に大きな価値をもたらしています。

 

西尾:生い立ちをお話ください。

フェリ弁護士:父親の移住に伴い、1975年、2歳の時にトルコからオランダのZwolle(ズウォレ)に越してきました。ズウォレに有名な空手道場があったことから、幼い頃から空手に没頭していました。だから日本語も、空手の言葉とか少し分かりますよ(笑)。オランダの67kg級のチャンピオンになって、世界大会で色々な国に行きましたし、オランダの新聞やメディアにも出たことがありますよ。昔なのでデジタルの写真はありませんが、以下が唯一残っている写真です。

新聞に掲載されたフェリ弁護士

大学卒業後の25歳から45歳までの20年間は、2つの会社を運営していました。一つは弁護士事務所、もう一つはマットレスなど寝具の販売店です。今やっているYourLegalsはこれらのビジネスを閉めて、2018年に新たにスタートさせたものになります。

 

西尾:YourLegalsの設立の背景などお話ください。

フェリ弁護士:YourLegalsは典型的な法律事務所ではありません。法律とITを掛け合わせた次世代のリーガルテックビジネスになります。インターネットの発展に伴い、人々の考え方も少しずつ変化してきている。人々はよりモダンで、よりスムーズで、より安い法的なサービスを求めています。それに沿った形でサービス提供をしていきたいと思っています。これは僕自身の将来へのチャレンジでもあるのです。

YourLegalsはもともと「全世界の人々がリーガルサービスをネットで利用できるもの」をコンセプトとして立ち上げたものです。様々な法的な資料をオンラインで入手でき、オンラインで実際の弁護士とも会話ができる。ほとんどをオンラインで完結できるシステムを作ろうとしてきました。

しかしながら「全世界」とすると曖昧になったり、ケアが行き届かなかったりするという壁がありました。これの解決策が、国のデスクをそれぞれ作って、それぞれの国毎に対応していくという試みを始めました。十分なケアができるように、デスクにはネイティブスピーカーを置く事で、言語のみならず文化的な配慮もすることができる。

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フェリ弁護士にインタビューする西尾

西尾:YourLegalsジャパンデスクについてお話ください

フェリ弁護士:YourLegalsジャパンデスクは、オランダ人が日本語で発信しているサービスではありません。「オランダ人と日本人が、日本人向けに、日本語で、専門的なサービスを提供できるようにしています。」ただ日本語が使えるだけという事ではありません。また、ビザ取得や会社設立の手続きサポートのみならずビジネスに関するマーケットリサーチ、日本とオランダ企業のマッチングサービス、市場調査や、個人事業主の家探しサポートまで、幅広く行っているのも特徴です。オランダに移住する日本人の悩みを解決できるのがYourLegalsジャパンデスクになります。

日本はオランダとの友好条約が存在しているので、日本人は移住がしやすい。日本人にとってものすごく大きなチャンスなのです。例えば、以下の3つの問いを考えてみてください。

1. オランダに移住が可能ですか?

2. オランダに移住したいですか?

3. オランダに移住すべきですか?

この問いに全てYESと回答できる人こそが日本人なのです。僕の出身のトルコ人だと「移住が可能ですか?」という最初の答えがNOになってしまいます。トルコ人の多くが、オランダに移住したいにも関わらず、それを叶える事は非常に難しいのが現状です。この3つの答えが全てYESというのは、オランダと日本の友好条約のおかげなのです。

オランダは経済、学校、福祉、教育、インフラの整備など全てが整理されている国と言っても、良いでしょう。世界でトップ5に入ると言っても良いかもしれません。世界的に外国企業からも注目されています。

 

西尾:日本人に対するイメージはありますか?

フェリ弁護士:例えば私の抱く日本人(日本)のイメージは、ハードワーカーで、内向的で、礼儀正しくて、ルールに厳格といった感じでしょうか?これ、合ってますか(笑)?一方オランダは「どうぞ、何でもやってください。お好きにどうぞ。」というのが国の根本や人々の考え方にあると言えるでしょう。

例えば、学校で席について静かにしている日本人留学生がいたとします。静かに待っていても何も起きません。その日本人は「なぜ私はこのクラスに溶け込めないのだろう。」と思うかもしれません。オランダは日本に比べて、自分から行動を起こしてオープンになる必要があります。少し勇気を持ってオープンになってみてください。

オランダではあなたが、どんなあなたであっても許される。平等、チャンス、インフラ、自由は、オランダに住む全ての人々に与えられているのです。

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アムステルダム大学構内のYourLegalsジャパンデスクのオフィスにて

西尾:日本からオランダへの移住を考えている方へのメッセージはありますか?

フェリ弁護士:もちろん移住は不安や恐怖が付き物です。友人もいなければ、家族もいない方もいらっしゃいます。「Out of Comfort Zone(心地良い空間からの離脱)」と言えるでしょう。

しかしながら日本人の皆さまには、ぜひオランダに来てもらいたいと思います。失敗とか成功とか色々考える方も多いですが、全てが経験です。この経験こそが、自分自身の成長の基礎となるのです。

引き続き、他の弁護士や従業員にもインタビューしていきます。オランダへの移住、会社設立やビジネス相談など、YourLegalsジャパンデスクまで気軽にお問い合わせください。

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