Self-employment visaStory

20代ノースキルの若僧がオランダに移住した経緯(その2)

By December 20, 2019 February 29th, 2020 No Comments

皆様こんにちは、YourLegalsジャパンデスクの西尾です。今回はオランダの歴史や生活、言語について書いています。オランダ移住を考える上で、少しオランダの歴史や言語なども知っておく必要があると考えています。

オランダといえば

オランダはドイツの西、イギリスの東に位置するサイズ的には九州くらいの小さな国で、人口は約1600万と東京より少し多いくらいの数になります。皆様の思い浮かべるオランダのイメージといえば、風車やチューリップなどがあると思いますが、学校で習った教科書などを見返してみると、意外と色々な日本との関係を見ることができます。例えば1600年にオランダ船リーフデ号が日本の大分県に漂着をしたことが日本との初めての接点です。この船に乗っていたヤン・オーステンという方は日本名で耶揚子(やようす)と呼ばれるのですが、彼が徳川家康に与えられた領地は現在の東京駅八重洲口周辺に位置しています。つまり、八重洲(やえす)は、耶揚子(やようす)というオランダ人の名前がルーツになっているという興味深い事実です。鎖国中にオランダ人が長崎県の出島に住んでいたり、蘭学という学問はオランダから学ぶ学問を指していたりと、何となく聞いたことがある人も多いでしょう。実はこの当時にオランダ語から日本語になった名詞も多くあり、例えばアルコール、オルゴール、カバン、ギプス、コーヒー、ビール、ポン酢など、これらは全てオランダ語から日本語になった言葉であったりします。

東京駅に似ていると言われるアムステルダム中央駅

また近年繰り返し日本で開催されるフェルメール展やゴッホ展。この二人もオランダ出身の画家さんですし、第二次世界大戦中にアンネの日記を書いていたユダヤ人「アンネ・フランク」は、オランダの首都アムステルダムに隠れていた少女です。オランダと聞くと、フランス、イギリス、スペイン、ドイツに比べあまり印象にない国かもしれませんが、実は日本と歴史的にも関係の深い国で、日本人にも馴染みのある著名人も多数います。

「真珠の耳飾りの少女」フェルメール

オランダに住む

一言で言うと、「オランダは住みやすい国」です。私はオランダに移り住む前に、海外に住んだ経験はございません。英語は日本で勉強をし、移住前には問題なく会話できるまで精度を高めておりましたが、基本的には海外経験初心者と言っても過言ではないでしょう。私の周りにも似た状況で移住してきた方々も多くいますし、英語さえ話せない移住者の知り合いもいます。もちろん日本とは環境も異なりますし、理解に苦労したり、戸惑ったり、友人に頼ったりすることもありますが、それでも人間は順応するものなのですね。もしくは、途方にくれるような大きなトラブルは特になかったと言い換えることができるのかもしれません。オーストラリア、アメリカ、イギリス、スペインなどでの生活をした後にオランダに移住してきた方々も友人にいますが、彼ら・彼女らもおおよそオランダを「住みやすい国だ」と表現します。

実際住んでみると、公共交通機関は便利で、それぞれの街はさほど大きくないので自転車でスイスイと出かけることが可能です(オランダは平地がほとんどなので、自転車移動も苦になりません)。スーパーマーケットの食材も豊富で、もちろんアジアスーパーなどに行けば日本の食材も手に入るものが多く、喫茶店やレストラン、バーなども非常に多種多様。2019年の治安の良い都市ランキングではオランダの首都アムステルダムが第4位と、ヨーロッパの中ではトップの結果が出ているので、もちろん日本に比べたらスリなどに気をつける必要はあるものの、それでも安全な国と言えます。またオランダのスーパーマーケット事情なども解説していくこととします。

自転車大国オランダの駐輪場

オランダの公用語はオランダ語です。これはゲルマン語族といってドイツ語の親戚みたいな言葉で、英語もゲルマン語族であることから英語とも似ているような(似ていないような)言葉になります。しかしながら、オランダ生活でほとんどオランダ語を使う機会がないのが正直なところで、僕の周りの日本人の友人達も似たような状況です。オランダ人はスイス人に次いで英語が得意な国民として有名で、10歳くらいの子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広く英語を話せる人々が住んでいます。英語さえ話せれば、日常生活で困ることはありません。

私は幸い、日本にいる時から英語学習をかなり熱心に行っていました。中学、高校時代に利用していた教科書や単語帳を必死に暗記し、東京で外国人の友人を作り会話の練習をし、映画やドラマなども英語の練習のために繰り返し見ていました。この努力が現在のアムステルダム生活でも非常に活かされています。

なお、英語やオランダ語が話せなくても移住が可能かどうかの答えはYES(に限りなく近い)で、実際に英語能力なしで日本から移住をしてきた方々もいます。英語が使える人に比べ困難はありますが、分からなければスマホの翻訳アプリを使って調べてしまえば良いだけです。オランダ在住者の中にはブログを詳細に書かれている方も多いので、そこから情報収集も可能でしょう。その土地の言語が上手く使えなくても生きていく術はいくらでもあるように感じています。もちろん、英語やオランダ語を一生懸命学ぶことはオランダに住む上で最も重要なことですが、言語学習には時間を要しますので少しずつ学ぶ姿勢が大切です。それと「英語が話せない」人は、試しに一人で海外旅行に行ってみてください。話せないと思い込んでるだけで実際、いざという時は意外と話せるものですよ。レストランで食事を注文したり、ホテルにチェックインしたり、人に道を尋ねたり、ぜひトライしてみてください。「話せた!」「聞き取ってもらえた!」という経験が重要です。

英語やオランダ語が使えない方々の悔やまれる点は、せっかくオランダに住んでいるのだから、日本人以外の友人を作った方が日々をより楽しむことができるということかもしれません。オランダに住む日本人はわずか8000人前後しかいないので、「友人を作る」「彼氏・彼女を作る」「飲み友達くらいは欲しい」という日頃の生活をより実りあるものにするためには、日本人以外の人々とも友好関係を築く必要性がでてきます。極端な例ですが、私の友人の日本人に、英語があまり話せないけど「結婚相手募集中!」と婚活をオランダで意気込んでいる人がいますが、英語が話せないとお気付きの通り勝率は…?ということになってしまいますね。繰り返しますが、英語が苦手な方は、少なくとも英語やオランダ語を勉強する姿勢を持つことは非常に重要です。

こういう場でも英語の練習

余談ですが、英語とオランダ語の優先順位は英語でしょう。たとえ中学、高校で習った英語を忘れてしまっていたとしても頭の片隅に残っている記憶も少しはありますし、全く未知の言語を学ぶよりも、まずは英語を勉強した方が習得しやすいからです。よく「英語は大の苦手で恐怖症だから、オランダ語を一から勉強する」といった方もいますが、国民のおおよそが英語を使え、むしろオランダ語を話せない移民も多くいる、そして英語、フランス語、スペイン語に比べ利用可能範囲の狭いオランダ語ということを考慮すると「英語とオランダ語が両方使えない」という方は英語に優先順位があるように私は考えています。もちろんオランダ語は勉強しなくてOKと言っている訳ではありません。ある程度の英語を学んだ後に、おいおい必要に応じてやっていけばよいのではないでしょうか。

では、次回はこの続きを記載していくこととします。

20代ノースキルの若僧がオランダに移住した経緯(その1)

20代ノースキルの若僧がオランダに移住した経緯(その2)

20代ノースキルの若僧がオランダに移住した経緯(その3)

20代ノースキルの若僧がオランダに移住した経緯(その4)

  • This field is for validation purposes and should be left unchanged.

Leave a Reply