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バート・ハーゲンドーンとのインタビュー

By April 17, 2020 April 22nd, 2020 No Comments

このインタビュー記事ではYourLegalsジャパンデスクのスタッフがオランダの様々なプロフェッショナルにインタビューをし、オランダでの働き方や環境について話を聞いています。今回は天野たけしの古くからの友達のバート・ハーゲンドーンに話を聞きました。

バートと天野はバードが2001年にアジアで旅行した後に彼が東京に数か月間滞在していた時に、東京で会いました。それ以降も連絡を取り合い、昨年オランダに移住して以来アムステルダムで繰り返し会っています。

バートのwebサイト

たけし:経歴について少し教えてください。

バート:私はクリエイティブな仕事を始め、長年に渡りいくつかのエージェンシーでデザイナーとして働いていました。その後アートディレクターになり、1年間の世界旅行に行きました。最後の目的地が日本で、そこでたけしに会いました。日本は私の第二の故郷だと感じましたが、今でもそう感じています。オランダに戻った後はデザイン雑誌の編集長になり、その後、アムステルダムのアドビのマーケティング部門で5年間働きました。 2009年からは自分のビジネスを始めました。最初は代理店のコミュニケーションを手助けしましたが、すぐにより戦略的な方向にスキルを伸ばしていきました。それから約10年、クリエイティブビジネスのポジショニングと成長戦略のスペシャリストとして働いています。

たけし:現在どんなプロジェクトに取り組んでいますか?

バート:現在、私は4つの異なるクリエイティブエージェンシーとブランドを「クライアント」として働いています。「クライアント」とはポジショニング、コミュニケーション戦略、新しいビジネス戦略を含む6ステップのプログラムを実行します。プログラム終了後も、外部のチームメンバーとして彼らを支援し、彼らがビジネス目標を達成するのを支援し、新しいビジネス、才能、報道関係者、アワード、イベントなどの関係者とのつながりを支援します。これまでは主にオランダのエージェンシーと仕事をしてきましたが、最近はますます、アムステルダムとオランダでビジネスを展開したい国外エージェンシーやブランドを支援することも増えました。

たけし:オランダのデジタルデザインとITシーンが他のヨーロッパや世界に比べてユニークなところはどこでしょう?

バート:自分のビジネスを運営しながら、25のエージェンシーとブランドが参加しているDigital Dutch Designの創設者兼会長を務めています。私たちはウェブサイト、ソーシャル、プレス、世界中のイベントを通じて、最高のデジタルデザインを発信しています。私たちがストーリーを発信するときは、常にオランダのメリットについて話をしています。私たちは、仕事の背後にある典型的なオランダのデザインメンタリティと、さまざまな文化や分野と一緒に仕事をするための方法論について話します。しかし、デジタルビジネスとクリエイティブのグローバルホットスポットとして機能しているオランダにはすでに多くのグローバルブランドが本社を置いており、クリエイティブエージェンシーの数はますます増え続けています。他の国々と比較して、デジタルのインフラは整備されていて、ワークライフバランスが非常に良いと感じています。

たけし:アムステルダムのスタートアップシーンについて教えてください。特に注目しているスタートアップはありますか?

バート:オランダにはスタートアップが拠点を置くのに魅力的な環境があります。それは、オープンな文化、良好な財政環境、起業家精神とイノベーションにがある事からでもあると思います。 The Next Web ConferenceやAmsterdam E-weekなどのイベント、TQやB.Amsterdamなどのコワーキングスペース、TechnapのStartupDeltaなどのインキュベーターなどがスタートアップエコシステムを活発にしています。個人的には私はスタートアップとは仕事をしていなく、もっと大規模なクリエイティブビジネスをメインに仕事をしています。

たけし:日本企業がオランダに拠点を設立すると、どのようなメリットがあると思いますか?

バート:ご存知の通りオランダと日本には何世紀にもわたる貿易関係があります。日本企業はオランダのオープンな起業家の文化、財政状況、ワークライフバランス、特に成長するクリエイティブなデジタルシーンを活用できると思います。最も困難なことは、オランダ人とのコミニュケーションや文化の違いかもしれません。しかし多くのオランダの企業はすでに異なる国籍や文化を巻き込んでより多様化していることもあり、それは近年変わって来ていると感じています。

たけし:日本で一番恋しいのはなんですか?

バート:人々に関して言えば、日本人はオランダ人よりも謙虚で敬意があり、うるさくない事が好きです。日本の細部へのこだわりと優れたデザインが大好きでした。これが日本に来た瞬間から日本の好きなところです。

バート、オランダのデジタルシーンについて教えてもらいありがとう!

今後引き続き、オランダの起業家インタビューを行っていきます。オランダ移住やビジネスサポートに関しては、YourLegalsジャパンデスクまで気軽にご連絡ください。

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