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オランダの滞在許可をキープする為に必要な滞在期間

By February 14, 2020 August 27th, 2021 No Comments

皆さま、こんにちは。YourLegalsジャパンデスクの西尾です。
今回は、オランダで個人事業主ビザの延長申請をクリアするために必要なオランダ滞在期間について解説します。

「個人事業主ビザを取得したら、どのくらいオランダにいる必要がありますか?」

YourLegalsチームによくある質問なのですが、質問される理由はよく分かります。日本とビジネスをしている方は繰り返し日本に帰る必要があることも多く、オランダは他のヨーロッパ諸国にも旅行がしやすいため、繰り返し旅行する方も多いかもしれません。またオランダに拠点をおいてノマドのように旅しながら生きていく人も、少なくないでしょう。ビザの種類やその方の状況によって異なってくるので注意が必要ですが、この記事ではオランダ個人事業主ビザに重点を置いて記述します。

「個人事業主ビザ取得者はどのくらいオランダにいる必要があるか?」の答えはオランダ移民局が「対象者がオランダ国外に居住地を変更したかどうか」という点を見ています。当然ですがオランダに居住地がある人に居住許可が与えられます。よってオランダが居住地でいないと見なされる行為をすると、個人事業主ビザ取得から2年後のビザ更新時に、延長許可が認められないことがあります(例えば、本人は長期的に海外にいるが家族がオランダ国内に継続的に住んでいる場合など、例外として扱われるケースもあります)。

移民局が明確にしている基準は以下となります。

①3年間の間に連続して4か月間国外に滞在すると、居住地が変更されたとみなされます。
②不可抗力によるものではないことを証明できる場合を除き、6か月連続してオランダ国外に滞在する(ただし、刑務所の時間は不可抗力と見なされます)。

つまり、3年間の間に複数回「4ヶ月間オランダ国外にいる」証拠が見つかると、ビザ更新が難しくなります。また1度でも6ヶ月間国外に居続けた場合も同様です(不可抗力によるものと証明できる場合は例外、また刑務所にいる場合はその期間は無効)。

以下がこれまで、移民局が例外を認めた例になります。
•高度に熟練した移民(高度スキルビザ所有者)は、仕事が理由でオランダの企業から給料がまだ支払われている場合、国外に年8ヶ月滞在できます。
•外国投資家ビザの保有者は、国外での年間滞在8か月が許可されています。
•留学を一時的に完了する学生は、何らかの形で海外の高等教育に従う必要があります。 1年連続の期間は一時的なものとは見なされません。

上記の例外に関しては、個人事業主ビザが対象でないことに注意が必要です。よって、原則として、個人事業主ビザでオランダに滞在が許されている方は、オランダ国外に4ヶ月以上連続して滞在することは避けた方が良いと言えるでしょう。

その他、オランダ滞在の期間に関してなど質問のある方は、YourLegalsジャパンデスクまで気軽にお問い合わせください。

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