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広告デザイナーのオランダ移住経緯

By January 20, 2020 February 29th, 2020 No Comments

皆さん、こんにちは。YourLegalsジャパンデスクの西尾です。今回は2016年にオランダ移住をされた日本人女性の移住経緯や現在の状況についてご紹介していくこととします。

広告デザイナーの移住経緯

彼女は2016年にオランダに移住をしてきました。これまでオーストラリア、アメリカ、スペインなどに在住していてたと言います。かつては日本の大手広告代理店などで仕事をしていたようで、そのスキルを活かして個人事業主として広告などの作成を行っています。

移住に関しては、移民弁護士を通じて個人事業主ビザの取得をされたようです。スペインやアメリカでのビザ取得に比べて非常にスムーズにビザ取得ができたようで「オランダはビザの心配が少なくて済むから、それだけで他の国よりは随分と住みやすい。」と彼女は述べていました。スペインなどでは学生ビザを取得し学生生活をしばらく過ごした後、個人事業主ビザへの切り替えをするなど色々な苦労が伴います。それに比べオランダはビザ関連のトラブルや不安が少ない国と言えるでしょう。

アムステルダムの職場

彼女は現在オランダの首都アムステルダムに在住です。アムステルダムには数多くのシェアオフィスがありますが、彼女はWeWorkを利用しています。WeWorkのデスクは場所にもよりますが、おおよそ450ユーロ前後の月額料金で固定のデスクが使え200ユーロ前後の月額でフリースペース利用が可能となります。その他、WeWork以外にも予算に合わせて色々なシェアオフィスがあるので、ご希望の方はぜひ探してみることをオススメします。

シェアオフィスを利用すると、多くの人々、中でも起業家との出会いがあります。日々のオフィス生活での出会いのみならず、色々なイベントも開催されているのでそれらに参加することで新しい出会いもあるのでしょう。WeWorkなどはスタートアップ系の起業家も多く、日々様々な刺激を受けながら仕事に励んでいるそうです。

仕事のスタイル

彼女はパソコン一台で仕事ができます。例えばツアーガイドの私や前回こちらで紹介した整体師の方が、仕事の関係上アムステルダムに身をおいておく必要があるのに比べ、彼女はどこからでも仕事をすることができます。顧客のほとんどが日本の企業とのことですが、パソコン一台で仕事ができる環境を作った彼女は海外からでも仕事ができるということになります。旅行も好きで訪れた国は50にも上り、旅行先でアパートを借りて仕事をしながら旅行を楽しむというスタイルをとっています。先月はジョージアとアルメニア、昨年はアルバニアやイスラエルなど、あまり日本人が行くことのない珍しい国にも足を運んでいました。こちらで紹介したように、アムステルダムはヨーロッパの中間的な位置なので、日本から行きにくい国でも簡単に足を運ぶことができます。

彼女の強みは、このビジネスを始めて10年以上の経験があることです。オランダで一から顧客探しをするのではなく、既に数多くの顧客がいる状態でオランダでビジネスを始めることができています。オランダの個人事業主ビザは、オランダに関係していないビジネスでも運営が可能という柔軟で優れたものと言えるでしょう。場所にとらわれることなく、かつてから続けてきたビジネスをそのまま継続している理想的な状況です。

最近はプログラマーを始め、彼女のような「パソコン一台で仕事ができる」タイプの起業家もオランダには増えてきています。ぜひこの例を参考にしてみてください。移住関連の問い合わせはYourLegalsジャパンデスクにご連絡ください。

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